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現代型不眠とは

最近問題になっている「現代型不眠」というものをご存知でしょうか?
従来の不眠の多くは「精神生理性不眠」と呼ばれるもので、「眠れない」ことに対する
ストレスから不眠になるタイプのものでした。

つまり、眠りということに対してあまりにも大きな不安や緊張を感じてしまうため、
脳が興奮して眠れなくなるというものです。

例えば、眠れないことを気にし過ぎるあまり、「また今夜も眠れないのかもしれない」と
不安になったり、「眠らなければ」という、眠ることに対する強迫観念のようなものを感じて
脳が興奮してしまい、ますます眠れなくなってしまいます。

これに対し、「現代型不眠」というのは、長い間体内時計の乱れた状態が続くために起こるもので、
メラトニン分泌低下が原因となり、体内時計の乱れによってもたらされる不眠のことを指します。

睡眠覚醒リズムの乱れとともに、血圧やホルモンのリズムも乱れてしまいますから、
その結果、生活習慣病をはじめ、さまざまな病気に悪影響を及ぼす可能性が示唆されます。
特徴的な症状としては、「目の疲れ」「肩こり」「疲労感」「体のだるさ」「腰痛」などがあります。

しかし、これはある程度仕方のないことだといえるかもしれません。
というのも、現代の日本では、コンビニや病院など24時間体制で働く場所が増えてきています。
社会の中でシフトワーカー(交代勤務)や夜勤は増加の傾向にあり、その割合は10年前の1.4倍になっています。

このような人たちは、夜間も蛍光灯が煌々と輝く中で働き続けたり、パソコン画面の明るい光と
にらめっこしながら働いているわけです。このような状況にいれば、メラトニンの分泌が低下し、
体内時計が乱れた人が増えても仕方ないという側面もあります。

夜型のライフスタイルにご注意

しかし、夜間勤務に従事していない人の中にも現代型不眠に悩む人が増えているのです。
この理由の一つに夜更かしがあります。毎日深夜まで、暗い部屋の中でパソコンや携帯電話、
スマートフォンでインターネットを楽しむ・・・こんなライフスタイルを続けてはいませんか?

専門家の先生も「夜型のライフスタイルに慣れてしまい、
夜間や深夜にテレビやパソコン等の明るい光の刺激を受けることは睡眠障害を引き起こす大きな要因の一つです。
また、夜更かしして、朝起きるのが遅くなると、朝日光を浴びない生活となってしまい、
体内時計の乱れにつながる可能性があります。

体内時計が乱れてしまうと、眠りをうながすホルモン『メラトニン』の分泌を低下させてしまうため、
さらなる不眠につながってしまいます。また、『メラトニン』は年齢が上がるほどに分泌量が減るので、
年齢が高い方は特に注意が必要です」と指摘しています。

このような現代型不眠を予防・改善するために一番大切なことは、
夜更かしのライフスタイルをヤメて、早寝早起きの朝型のライフスタイルに戻すことです。
みなさんも早起きを心がけて、現代型不眠にならないように気をつけましょう。