浴槽

お風呂にゆっくりつかることのメリット

よく「シャワーだけでなくしっかりお湯につかりましょう」といった健康アドバイスがされていますが、これは浴槽に浸かることにより体全体を温めることができるという大きなメリットがあるためです。
特に女性の場合、慢性的な冷え症状に悩んでいる人も多いことと思いますので、毎日の入浴時にしっかりと体を温めるようにしていくことで少しずつ症状を改善させることができます。

普段あまり浴槽につからない人が温泉地などで久しぶりにお湯に入るとホッとして体が芯から温まったような感覚になることがありますが、それこそがまさに体が冷えてしまっている証拠です。
お湯に入ったときに疲れが取れるということは、それまで固くなっていた筋肉がほぐれて毛細血管が活発に血液を送るようになったということを示します。
ですので最近疲れがたまって取れないという人は、毎日の入浴ではしっかり湯船に入るようにしましょう。

もう少し化学的にお湯に浸かることのメリットを説明していくと、人の細胞における「ヒートショックプロテイン」という現象が関係しています。
これは最近注目をされているタンパク質の細胞活性化現象のことで、しんなりとしたレタスの葉をぬるいお湯に入れたときにシャッキリとハリを取り戻すことが例に出されます。

生物の細胞を構成しているタンパク質が、体温よりも2℃ほど高い状態にあるときに最も活発に活動をする、ということを受けたものです。
人間の場合、平熱は35~37℃くらいなので、お湯の温度は37~39℃くらいのちょっとぬるめに感じるお湯くらいがちょうどいいということになります。

効果的に体を温める方法

少し以前までは体をしっかり温めるには半身浴をするのがよいと言われてきました。
しかし現在ではむしろ半身浴よりもしっかりと肩まで浸かったほうがより体を温める効果があるというふうにもされています。

半身浴のメリットは心臓部分をお湯に入れないことにより、長い時間負担をかけることなくじっくり入ることができるということでしたが、逆に長く水中にいることで肌が乾燥しやすくなるというデメリットも指摘されています。

一方、全身浴の場合は体全体をお湯の中に入れることで体全体に水圧を受けられるので、全身の血管が圧迫されて血流を良くすることができます。
心臓や循環器に何か持病がある人はともかく、通常であれば全身浴の方が効果的に体を温められるのです。

お風呂でしたいマッサージ

気になる体の脂肪も、お湯の中でもみほぐすことで分解をしていくことができます。
脂肪は筋肉と異なり血流が少ないので固くなりやすく、冷え性の原因です。
ですので太ももやお腹など気になる部分はお湯の中で暖かくなったときにもみほぐしてあげることにより、内部に血流を通して取れやすい状態にできます。