草原に寝転がる健やかな女性

マインドフルネスとは

ここ最近になって急激に普及してきた感じがあるモチベーションアップ方法が「マインドフルネス(mindfulness)」です。
もともとマインドフルネスは南伝上座仏教での聖典で使用されているパーリ語における「Sati(サティ)」を英語に訳したもので、仏教の修行の一つである瞑想を起源としています。

本来の「Sari」の意味としては「思い出す、記憶する、回想する、心に留めておく」といったことが含まれており、仏教の法を心の中で深く巡らせることによって諸現象の本質を見定められるようになる、ということとされています。
ですのでマインドフルネスのことを「瞑想エクササイズ」ということもあり、心を穏やかにして呼吸を整えることで自分の思考を深めるということが目的になっているのです。

日本でも瞑想や座禅など姿勢を正して心の中から雑念を追い払う修練が伝統的に行われていますが、マインドフルネスはそれをより一般的に、普遍的に使える形で発展させたものと位置づけられています。

仏教を起源にするということもあってか若干スピリチュアル要素が多いように思えるマインドフルネスですが、脳科学的にもその効果は証明されており、ストレスを減らしたり集中力をアップさせたりといったことを体感することができます。
小学校など教育機関で実践をするところも出てきており、今や日本だけでなく先進各国で導入をされている健康法です。

具体的な方法

マインドフルネスがここまで有名になった理由は、宗教や思想に関係なく誰でも同じように効果を得ることができるということです。
仏教の修行として行う瞑想や座禅では、宗教的知識や哲学の勉強をすることがセットになっているのですが、マインドフルネスは宗教とは完全に分離したものとしています。

具体的な方法を紹介すると、まず最も大切なのは「今ここにいる自分の意識にのみ集中するということ」です。

私達は普段生活をしている時、過去のことを気にしてしまったり、未来のことを思い悩んだりしてしまいます。
マインドフルネスではそうした過去や未来にとらわれるのではなく、たった今ここにいる瞬間に意識を集中することにより、自分の精神を安定させることが目的になっているのです。

椅子や床に腰を下ろす、もしくは起立した状態でしっかりと背筋を伸ばし、軽く目を閉じるか半目でどこか一点を見つめます。
そこでゆっくり呼吸をして、自分が呼吸をしているということに意識を集中をして、雑念を取り払っていきましょう。

この時、自分が吸ったり吐いたりしている空気が体の中をゆっくり回っていく感覚をイメージしているとうまくいきます。
マインドフルネスは5~10分くらいで行うのがよいとされているので、朝起きたばかりの時間帯に行う習慣をつけておくと一日の活動を気持ちよく始めることができます。